仏航空大手エールフランスの客室乗務員は、早ければ8日の週にもさらなる実力行使に踏み切る構えをみせている。7月27日から1週間のストライキを決行したものの、労働条件や賃金を取り決めた労使協定の延長期間をめぐる交渉が決裂したため。AFP通信などが8月1日伝えた。
エールフランスは1日、全フライトの約10%に当たる150便を欠航。ただ、シャルルドゴール空港発の長距離便はほぼ全てが、中距離便も85%が通常通り運航された。同社によると、1週間ストによる損失額は2日時点でおよそ9,000万ユーロに上り、約18万人の足に影響を及ぼした。
労組は10月に失効する労使協定を3~5年延長することを求めているが、経営側は17カ月の延長期間を提示。労組は週末に今後の対応を話し合う予定だ。新たなストが決行されれば、夏季休暇のシーズンと重なるため多くの利用者が巻き込まれることが懸念されている。[労務]
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