独自動車大手ダイムラーは27日、電気自動車(EV)の大型トラック「メルセデス・ベンツ・アーバンeトラック」を世界初公開した。連続走行距離は200キロメートルと、都心部での一日の配達業務に十分という。
同モデルの総重量は26トン。出力212キロワット時のリチウムイオン電池(LIB)だけで走行する。充電設備のタイプはコンボ方式(CCS2)で、2~3時間でフル充電が可能。標準のLIBは3個のモジュールから成るが、注文に応じて増減できる。
同社はかねて、傘下の三菱ふそうトラック・バスの小型電気トラック「キャンターE―CELL」の実用供試を行っている。生産地ポルトガルでの試験を既に終え、4月にはドイツで期間1年の試験を開始した。将来的に「eキャンター」の名称で発売する計画で、9月に開かれる「IAAハノーバー国際モーターショー商用車見本市」で初披露される見通しだ。[環境ニュース][日本企業の動向]
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