ロンドン交通局(TfL)は、スマートカード技術を手掛ける米キュービック・トランスポーテーション・システムズ(CTS)と非接触型決済カード技術を世界の各都市に提供することで合意した。取引額は最大1,500万ポンド。
TfLは2012年12月にまずバスに非接触型決済カードを導入。2014年9月からは地下鉄やその他の鉄道でもこうしたカードが利用できるようになった。以来、90カ国の交通機関で1,200万枚余りの非接触型のクレジットカードやデビッドカードが延べ5億回以上使用されている。うち10分の1がTfLのネットワークで行われ、英国は非接触型決済カードの最大市場の1つとなっている。
CTSはシドニー、バンクーバー、シカゴなどの都市にスマートカード技術を提供しており、今後、TfLの技術を世界各都市のニーズに合わせてカスタマイズし普及させる役割を担う。
なおロンドンのサディク・カーン市長は今回の契約で得られる収入を、公約である向こう4年間の運賃凍結に役立てる方針だ。
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