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「メード・イン・スイス」のイメージ高く

世界中の人々が、スイス製の高級時計に2倍以上の価格を支払うことをいとわない――。スイスのザンクトガレン大学が実施した品質に関する意識調査で、「スイス製」のブランドイメージが高いことが明らかになった。

調査は4月、世界15カ国(ブラジル、中国、ドイツ、フランス、英国、インド、イタリア、日本、オーストリア、スイス、米国、シンガポール、スペイン、韓国、ロシア)の7,914人を対象に、オンライン上で実施。この結果、回答者の52~89%が、同じ価格であれば原産国不明の製品よりも、スイス製を選ぶと答えた。

「メード・イン・スイス」の愛好者が特に多いのは中国、ブラジル、インド、ロシアで、たとえ価格が4割高でも、スイス製品を選択するとした。また、スイス本国でも全体の43%が他国製よりスイス製を好むことを明らかにしている。なお、製品別では、高級時計で100%以上、チーズや化粧品で50%以上、スキー休暇で7%の上乗せを許容すると答えている。

スイス政府は、「スイス製」の市場規模は年間で58億スイスフラン(59億ドル)に達するとみる。また、2017年1月より、「メード・イン・スイス」と表示するための基準を厳格化することを検討している。

なお、今回の調査でスイス製よりも評価が高かったのはドイツ製のみ。第3位に日本製、4位に米国製が続いた。ただ、前回はスイス製がドイツ製をやや上回っており、両国の差はわずかとなっている。


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