パリ~ニューヨーク間の航空路線で価格競争が勃発している。格安航空のノルウェー・エアシャトル(NAS)は2月から片道179ユーロのニューヨーク便を提供。アイスランドの同業ワオ(Wow)・エアーはこのほど、さらに安い片道129ユーロの便を発売した。ザ・ローカルが7日伝えた。
両社のニューヨーク便はいずれもシャルルドゴール空港発着。ただ、ワオ・エアーの便はレイキャビク経由で乗り継ぎに70~80分かかるほか、手荷物を預けるのに1個当たり55ユーロ、座席指定に6~40ユーロの追加料金がそれぞれ発生する。一方、NASのニューヨーク便は、手荷物を10キロ以内の機内持ち込み荷物に制限しているほか、食事も有料となる。
ワオ・エアーは、アイスランドのIT(情報技術)実業家スクーリ・モーゲンセン氏が2011年に設立。現在は欧州と北米の25都市を結び、年間座席数は昨年の74万座席から今年は160万座席へと倍増する見通し。パリ発の北米路線も拡大しており、既にモントリオール、トロント、サンフランシスコ、ロサンゼルスへの各便が就航している。
なお、ニューヨークはフランス人観光客の間で人気が高く、最近の調査では今夏の旅行先に選んだ人が首位のバンコクに次いで多かった。3位以下はバリ、モントリオール、アテネとなっている。
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