セルビア国民の過半数が、欧州連合(EU)への加盟を望んでいる——。英国の離脱で揺れるEUだが、セルビアはなおも加盟への道を模索しているようだ。現地紙ポリティカが報じた。
調査は英国の国民投票後の6月24~30日に、コソボを除く地域の1,200人を対象に行われた。「セルビアはEUに加盟できるか」という質問に対し、23%が「国内の改革次第では可能」、30%が「国内の改革に加え、EUと米国が受け入れてくれれば可能」と答え、過半数がEU加盟に対して前向きな意見を持っていることが分かった。半面、EUは拡大政策を終えており、加盟は不可能だと考えている人が25%に上ったほか、EUは近い将来に崩壊すると答えた人も21%いた。
また、「セルビアはブレグジット後もEU加盟手続きを進めるべきか」という質問では、「はい」と答えた人は45%に上った。うち29%は「欧州から疎外されないため」、16%は「EU加盟プロセスが社会の改善につながるため」としている。一方、ブレグジット後のEUの不透明感を理由に加盟すべきではないと答えた人は27%。EUに未来はないと答えた人は23%だった。
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