オーストリアのソボトカ内相は5日、大統領選の決選投票を10月2日にやり直すよう提案する方針を示した。同内相は「閣僚が合意してくれることを望む」と述べている。記者会見での発言として、ロイター通信が伝えた。
5月に行われた決選投票では、緑の党出身の無所属アレクサンダー・ファンデアベレン氏が、反移民を掲げる極右の自由党(FPO)代表ノルベルト・ホーファー氏を僅差で破ったが、郵便投票の開票作業に違法行為や不備があったとして、憲法裁判所が先にやり直しを命じている。
FPOは郵便投票の開票作業をめぐり、定められた時間より早く開票された選挙区や任命された者以外が開票を行った選挙区があったほか、一部には16歳未満や外国人も投票していたとして憲法裁に選挙の無効を申し立てていた。
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