2021/08/24(火)

第277回 相続人が外国に居住している場合の対応

植原さん:みらい先生、こんにちは。

みらい:お久しぶりですね。お元気にされていますでしょうか。

植原さん:はい、私自身は元気ですが、実はご相談したいことがあります。ベトナム現地取引先に日系企業があります。その会社の社長のお父様(香港在住)が病気で亡くなってしまいました。日本にも一部財産があると聞いています。何か気を付けるべきポイントはありますか。

みらい:そうなんですね。お悔やみ申し上げます。ちなみに、社長のほかに相続人の方はいらっしゃいますか。

植原さん:相続人は社長のみのはずです。

みらい:相続人が複数いて、その中に海外赴任者がいらっしゃる場合、コミュニケーションが不足するため、遺産分割で揉めることが多いです。実務上は、将来の不安を完全に排除するために、たとえば、お亡くなりになった方の戸籍謄本などを取るケースもありますね。また遺言の有無を確認する必要があります。


関連国・地域: EU
関連業種:


NNAからのご案内

各種ログイン