2019/07/23(火)

第252回 現地スタッフ人事評価ポイント

野沢さん:こんにちは、みらい先生。今回、タイ現地法人出向の内示があり、初めて現地法人の製造部門長として赴任することになりました。日本の本社でも課長職としてマネジメントの経験はありますが、初めての海外赴任で現地スタッフのマネジメントを担当するにあたり、特に人事評価を行う際にどういった点に留意すべきか気になるところです。

みらい:海外現地法人の現地スタッフを管理するうえで、確かに現地スタッフの人事評価には不安を感じる方が多いですね。本社から現地マネジメントに関する研修や注意事項の説明は受けたのですか?

野沢さん:はい、本社の人事部から、海外赴任者研修として一般的な注意事項の説明は受けました。ただ、前任者からは、タイ人の現地スタッフは日本での上司部下関係と同じようにはいかない、人事評価の説明にも手間がかかる、という話を聞いています。

みらい:まず、日本人の部下なら説明しなくても分かってくれる話が、海外現地スタッフには逐一説明しなくてはならないので手間がかかる、という考えを少し改める必要がありそうですね。

野沢さん:それは具体的にどういうことですか?

みらい:本来、人事評価は日本人部下であれ、海外現地スタッフであれ、「1具体的な業務上の事実を根拠にルール上の評価基準に照らし合わせて評価する」、「2評価結果だけでなく今後に向けての改善目標も含めて、部下と面談を通じてじっくり話し合う」ことが人事評価で納得感を得るための重要なカギですね。


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