NNAカンパサール

アジア経済を視る January, 2024, No.107

【時代のキーワード】

ニュース名語録

政治、経済、社会の大事件から身の回りの出来事まで、話題の中心には注目すべき「言葉」がある。NNAのニュースサイト「NNA POWER ASIA」からニュースになった発言をピックアップ。

香港政府提供

円満に成功した

――李家超(ジョン・リー)香港行政長官
(12月12日付 香港)

香港で12月10日に投票が行われた区議会議員選挙は、直接選挙枠の投票率が1997年の中国返還後で最低となる27.54%に低迷した。「愛国者による香港統治」の原則に基づく新選挙制度で民主派候補が1人も出馬できず、有権者の選択肢が著しく狭まったことが影響したとみられる。


NNA

安全ではない国だ

――中国・上海に住む20~30代の男女
(12月8日付 タイ)

タイ政府が観光業復活に向け始めた中国人への観光ビザ(査証)免除の効果が出ていない。頻発する越境詐欺や人身売買でイメージは悪化。10月にバンコクで起こった発砲事件で中国人観光客が犠牲になり、不信感がさらに強まった。


NNA

今夜は車中泊

――ガソリンの給油待ちで並ぶヤンゴン市民
(12月11日付 ミャンマー)

ミャンマー各地で、生活物資の不足が深刻化する懸念が高まっている。最大都市ヤンゴンでは、燃油不足を恐れる市民が給油所に押しかけ、地域によっては給油待ちの車両の列が数キロメートルに及んだ。ガソリンと軽油の供給は断続的で、すぐに売り切れる状況が10日も続いた。


NNA

地方で眠る手付かずの消費を
つかみにいく

――SMインベストメンツのフレデリック・ディブンシオ社長兼最高経営責任者(12月5日付 フィリピン)

フィリピンの大手財閥SMインベストメンツのフレデリック・ディブンシオ社長兼最高経営責任者(CEO)はNNAとのインタビューで、今後の事業拡大に日本の先進的な技術やシステムに着目していることを明らかにした。


NNA

ずっとイセの卵を使ってきた

――渡印したグルガオン在住の主婦
(12月6日付 インド)

イセ食品が、インドでの鶏卵の製造・販売を無期限に停止したもようだ。販売開始から約1年半。生で食べられる鶏卵として在留邦人の食生活を支えていただけに、惜しむ声が相次いだ。資金繰り悪化が背景にあり、事業譲渡を含めて鶏卵事業の継続を模索しているとみられる。


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