【新年特集】
NNA Selection
「おいしい」新ビジネス
時代が変わっても「ごはん食べた?」はアジアの定番あいさつ。よりおいしく、早く、安全に手頃な価格で食を届けたい。そんな思いと各国の食に関する技術や取り組みを伝える。
※掲載記事はNNA POWER ASIA、2021年11月分以降から選定円換算は22年12月26日基準
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【香港】
自販機でほかほか弁当
ホットチェーンが実現弁当店に人が昼飯を買いに来るが、店員もショーケースも見当たらない。代わりにあるのは自動販売機。熱々の弁当を自販機で提供する。
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【台湾】
竹にパインに海の貝
自然の恵みで酒造り台湾の食材を生かした酒造りに取り組む会社が新北市にある。蒸留酒を主に製造し、創業2年で国際的な賞を獲得。酒造り体験など実験的な取り組みも。
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【マレーシア】
抹茶倍増「くりーむパン」
ムスリム向けて現地製造菓子パンメーカーの八天堂は、世界のイスラム教徒(ムスリム)市場での展開を目指し、看板商品「くりーむパン」の販売を開始。順調な滑り出しを見せる。
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【フィリピン】
代替肉に参入ブーム
肉好き国民をつかめフィリピンで代替肉ブームが起こり始めている。健康や環境への関心が高まり、新興企業が相次いで参入。市場形成が進む。
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【韓国】
インフレ時代の味方
コンビニPB大進化コンビニ各社がプライベートブランドを相次ぎ導入。スーパーより低価格を実現した。「超高物価時代」、新たな企画で顧客を取り込みたい考え。
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【ベトナム】
「路上カフェ」快進撃
安くて便利と大当たりベトナムの大都市で、路上カフェ風のチェーンが急成長している。手頃さと入りやすさで店舗網を拡大し、最大手を脅かす勢いだ。
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【インドネシア】
最短15分、本当だった
スピード競う食品配達ジャカルタで短時間宅配サービスが増加中。「最短15分」と速さを売りにするだけではなく、24時間営業する事業者も。
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【中国】
にゃんとも愛らしい
ネコ型配膳ロボット配膳ロボットを手掛けるハイテク企業。コロナ流行による非接触の需要拡大を追い風に「新時代の配膳ロボ」の旗手を目指す。
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【タイ】
日本の魚を高鮮度で
電力いらずの保冷箱日本の生鮮魚類を高鮮度のまま東南アジアの消費地に届ける。特殊な保冷箱とITを駆使し、運送コスト減につなげられるという。
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【シンガポール】
パンくずがビールに
廃棄品を使い尽くす「アップサイクル」商品を手がけるシンガポールの新興企業。フードロス削減が加速する中、廃棄原料をベースにした飲料などで期待を集める。
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【インド】
土に返る食器やカップ
搾りかす生かし製品化農業廃棄物でできた生分解性の使い捨て食器を手がけるインド企業。プラスチック製に比べ割高だが「価格は障壁ではなくなった」と若き創業者は自信を見せる。