アジア企業もメタバースに注目
ゲームから通販まで活用広がる
「メタバース」というオンライン上に構築された仮想空間が注目されている。新型コロナウイルス禍で現実空間での活動が大きな制約を受ける中、仮想空間の中で国境を越えて人々がゲームをしたり、買い物をしたり、会議をしたり、果ては旅行体験までできてしまう。東アジア企業を中心にメタバースをビジネスに活用する動きは加速している。NNA POWER ASIAから関連記事をセレクト。
韓国のGSリテールは「城」をコンセプトにした空間をメタバース内にオープンし、若年層の取り込みを図る(同社提供)
韓国
GS25
城コンセプトのメタバースサービスNNA POWER ASIA 2021年12月17日付
コンビニエンスストア「GS25」を運営する韓国のGSリテールは15日、IT大手のネイバー系列のネイバーZが手掛けるメタバース(仮想空間)プラットフォーム「ゼペット」に、「城」をコンセプトにした空間をオープンすると明らかにした。
韓国
ロッテ系TV通販
メタバース活用に本腰
NNA POWER ASIA 2022年1月17日付
韓国テレビ通販大手のロッテホームショッピングは13日、メタバース(仮想空間)のプラットフォーム構築に向け、情報通信技術(ICT)分野の13社・専門家と業務協定を締結したと発表した。
中国
テンセント
メタバース分野を強化か
NNA POWER ASIA 2022年1月12日付
消息筋によると、インターネットサービス大手、騰訊控股(広東省深セン市、テンセント)は、モバイルゲームに特化したスマートフォン(ゲーミングスマホ)で知られる「黒鯊(ブラックシャーク)」ブランドの買収を計画しているもようだ。業界関係者はメタバース(仮想現実空間)分野の強化を目指した動きだとみている。
台湾
TSMC
アップルのヘッドセットCPU受注かNNA POWER ASIA 2022年1月14日付
メタバース(仮想空間)分野への注目が高まる中、米アップルが開発中の拡張現実(AR)や複合現実(MR)用ヘッドセットの中央演算処理装置(CPU)の生産を、ファウンドリー(半導体の受託製造)世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)に委託したとの観測が出ている。
ベトナム
国内発競馬NFTゲーム
500万ドル調達
NNA POWER ASIA 2021年12月13日付
ブロックチェーン(分散型台帳)を活用したベトナム発のNFT(非代替性トークン)ゲームプロジェクト「デフィホース(DeFiHorse)」の代表は7日、プライベート資金調達ラウンドで計500万米ドル(約5億6,700万円)を調達したと発表した。資金は、デフィホースの長期的な発展のために使われる。
米国
パナが仮想現実に本格参入
米見本市で端末披露NNA POWER ASIA 2022年1月5日付
【ラスベガス共同】パナソニックは3日午後(日本時間4日午前)、オンラインの仮想現実空間「メタバース」の関連事業に本格参入すると発表した。世界最大級の家電IT見本市「CES」が米ラスベガスで2年ぶりに対面イベントとして5日に開幕するのに先立ち、得意とする映像や音響技術を生かした専用端末をメディアに披露した。