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【アジア取材ノート】
安く早くおいしく届く
インド低温物流の新時代スマートフォンの注文一つで、新鮮な魚の切り身が冷蔵されたまま届く。インドで独自の低温物流(コールドチェーン)を手掛ける新興企業が台頭してきた。食肉や水産物など生鮮品を自社加工し、クーラーボックスを積んだ自前のバイクで配送する。コロナ禍による宅配利用の増加も追い風だ。インドで変わりつつある、新たな食品物流の姿を伝える。
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【プロの眼】
インド食文化のプロ 小林真樹第1回
ココイチのカレーが好評
新たな食を楽しむ中間層インドを中心にネパール、パキスタン、スリランカ、バングラデシュなど南アジア独自の食文化に通じている小林真樹氏が登場。日本でも専門的な店や熱狂的なファンが増えているインド料理の奥深い世界を、数回にわたり案内する。
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【アジア・ユニークビジネス列伝】
「ロバミルクが美容製品に」
「電動キックスケーターをシェア」それを売るのか、そんなサービスがあってもいいのか。アジアは日本では思いもよらない商品やサービスに出会う。斬新で、ニッチで、予想外。「その手があったか!」と思わずうなってしまう、現地ならではのユニークなビジネスを紹介する。
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【タイ入国記】
コロナの壁、特別便で越える
隔離ホテルに15泊東南アジア最大の約7万5,000人の邦人社会を抱え、進出する日系企業は5,000社を超えるとされるタイ。しかし新型コロナウイルス感染症の拡大で、タイ政府は国際航空便の乗り入れを規制。両国間のビジネス往来は、増えてはきたものの週数便ペースでタイ政府が用意する特別便がほそぼそとつないでいるのみ。8月上旬、その特別便でタイ入国を果たし、15泊の隔離生活を経験した。近くて遠くなったタイへの入国体験を報告する。
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【わたしの在宅ライフ】
マレーシア男性(54)
孫との触れ合い楽しみに新型コロナウイルス感染防止のための外出規制や自粛、新たな生活様式が広まる中、アジアの市民は自宅でどう過ごしているのか。在宅時の一日のスケジュールのほか、利点や困り事、ストレス解消法などを紹介してもらった。
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【東南アジア人材の勘所】
第3回
コロナ禍で考える
日本企業の組織・人事制度のこれから今回は「組織・人事制度のこれから」についてお話をします。まずその際、前提となる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響に関して触れておきます。メディアを通じて、今回のパンデミック(世界的大流行)は、さまざまな業種、業界へ影響を与えているといわれています。
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【NNA調査員のモビリティー体験記】
インドネシアで注目のミゴに乗ってみた
食堂の店主が空きスペースで運営NNAのグローバルリサーチグループの調査員2人は2019年9月、モビリティーサービス(移動サービス)の実態調査を行うため、インドネシアへ飛んだ。「なぜインドネシアか?」というと、東南アジア最大の人口2億6,000万人が公共交通の未整備区間を移動できるよう、四輪・二輪の配車、相乗り、シェアリングサービスなど多種多様なモビリティーサービスが発達している国だからである。
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【NNAコラム】
各国記者がつづるアジアの“今”テイクオフ
─コロナ禍の観光業編─入国規制の緩和が徐々に始まっているが、まだまだ厳しい状況が続く観光業。各地の様子を、韓国、マレーシア、タイ、シンガポール、インドネシアから届いたコラムを通じてご紹介。
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ASEAN+インド一覧
工業団地&インフラMAP
〜自動車販売台数編〜世界自動車工業会(OICA)の資料を基に、東南アジア各国における直近3年の自動車販売台数(乗用車・商用車含む)をまとめた。東南アジアの自動車大国であるインドネシアとタイで2019年の販売台数が足踏みしたのとは対照的に、遅れてモータリゼーション化しつつあるベトナムやミャンマー、カンボジアでは堅調に伸びた。
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コロナ直撃、アジアの雇用
「大失業時代」を回避できるか失業率の悪化に、新卒の就職難。新型コロナウイルス感染症の流行で、大きく揺らいでいるアジア各国の雇用情勢。流行が収束する兆しが見えない中、現状を打開しようと各地で模索が続いている。NNA POWER ASIAから関連記事をセレクト。
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【アジアの本棚】
『武漢日記 封鎖下60日の魂の記録』
世界的な新型コロナウイルス感染症流行の震源地となった中国湖北省・武漢。地元在住の65歳の女性作家、方方(ファンファン)は、感染拡大防止のための都市封鎖が始まった1月末から封鎖解除の発表があった3月下旬まで60篇の日記をネットで発信し続けた。その全文の邦訳が出た。