NNAカンパサール

アジア経済を視る August, 2019, No.55

  • シンガポールの新興企業バーティベジズは中国の中科三安と提携して国内最大規模の植物工場を建設する(写真は中科三安の工場、バーティベジズ提供)

    【アジア取材ノート】

    勃興する植物工場産業
    シンガポール、2年で3倍増

    シンガポールで植物工場を開設する企業が増えている。政府が食料自給率を引き上げようとしているほか、都市型農業の集積地を目指して事業環境を整備していることが背景にある。生産拠点の数は2018年までの2年間で3倍近くとなった。政府は今後も支援体制を強化する意向を示しており、国内外企業による工場設置の動きが拡大しそうだ。

  • アジアでも日本水準の設備技術を

    アジアでも日本水準の
    設備技術を

    東南アジアで加速する九電工

    電気設備工事大手の九電工(本社・福岡市)が、発展著しい東南アジアで事業展開を加速している。統括拠点を置くシンガポールをはじめ、東南アジア各国に拠点を持ち、全拠点の総従業員数は約600人。日本水準の技術で、日系企業の工場やビル建物の電気、空調、配管などの設計から施工、メンテナンスを手掛ける。東南アジア各国で多岐にわたるプロジェクトそれぞれの原価など、採算性を把握しにくいのが課題だったが、その数字を「見える化」したのが東洋ビジネスエンジニアリング(B-EN-G)が提供するグローバル経営管理ソリューション「mcframe GA」だ。

  • ベトナムの花モン族。色とりどりの刺しゅうを施した華やかな民族衣装が特徴。=ベトナム・ハジャン省撮影

    【プロの眼】
    辺境写真家 栗田哲男

    第1回
    海アジア辺境旅のススメ

    チベット地域やインドなどアジアの辺境の人々と文化を温かい目で撮影している辺境写真家の栗田哲男氏が「プロの眼」で連載を開始します。日本人ビジネスマンが知らないアジアの辺境の歩き方を紹介するとともに、辺境の人々の豊かな暮らしと人生を伝えていきます。

  • ネットスターズの社長兼CEOを務める李剛氏=東京(NNA撮影)

    【アジアインタビュー】

    日本のキャッシュレス決済に変革 中国出身技術者が立ち上げたネットスターズ

    QRコード決済サービスのアグリゲーター(複数のサービスを集約する仲介事業者)として日本最大手となったネットスターズ(東京都中央区)は、中国出身のIT技術者3人が10年前に立ち上げた企業だ。日本での成功を糧に、シンガポールにも進出した。李剛(り・つよし)社長兼最高経営責任者(CEO)に経営戦略や今後のアジア展開について聞いた。

  • リマちゃんの大好物というクイテイウ(カンボジア版フォー)のセットを注文したナンさん。麺料理は自宅でもよく作るそうで、リマちゃんも子供用食器を使いもりもり食べていた

    【アジメシ】

    新大久保で味わう
    タイの屋台デザート

    昼食をはさみながら、アジアの人々のひととなりを紹介する連載企画「アジメシ」(第6回)。今回は素朴な笑顔が印象的なタイ人の女子留学生が、東京・新大久保で味わえる日本では珍しいタイの定番デザート「マンゴースティッキーライス」を紹介してくれました。

  • 新華社

    【NNAコラム】
    各国記者がつづるアジアの“今”

    テイクオフ─お片付け編─

    タイ、インドネシア、中国、オーストラリア

    最近友人から勧められた本がある。日本では「こんまり」と呼ばれる近藤麻理恵氏の片付けに関する著書だ。タイ語に翻訳されて人気なのだという。

  • 工業団地&インフラマップ 一帯一路プロジェクト編

    ASEAN一覧 工業団地&インフラMAP

    一帯一路プロジェクト編

    ASEAN

    東南アジア諸国連合(ASEAN)各地では、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」に関連する各種プロジェクトが進んでいる。その中から主要道路や鉄道、港湾、国家級工業団地などを地図にまとめた。

  • newsselection

    勢い増すフードデリバリー
    異物混入被害など課題も

    スマートフォンなどを使って飲食店の料理の出前を手軽に注文できるフードデリバリーサービスがアジアで拡大している。スマホの普及を背景に、慢性的な交通渋滞で外出を控える人が多いことなどが需要拡大の理由だ。各国・地域で事業者による熾烈なシェア争いの一方、異物混入などサービスの信頼性に関わる問題も伝えられている。関連の最新記事をNNA POWER ASIAからセレクト。

  • 『China2049』

    【アジアの本棚】

    『China2049』

    米中両国の対立はいまでは貿易戦争を越え、「体制の激突」「文明の衝突」というモードになっているように思える。今回紹介する本は、米国の中国専門家が中国の覇権国家戦略を書いた「China2049」(マイケル・ピルズベリー著、2015年)。現在の中華人民共和国が建国されたのは1949年。

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