NNAカンパサール

アジア経済を視る November, 2018, No.46

  • KUURAKU GROUPはインドでベジタリアン対応の日本カレーを提供している=ニューデリー(同社提供)

    【アジア取材ノート】日本と連携で観客数押し上げ

    台湾プロ野球ラミゴ、
    PRを強化

    台湾

    台湾プロ野球チームのラミゴ・モンキーズが、日本向けのPRを強化している。ラミゴはアイドル活動を行うチアガールなど野球以外の要素にも注力していることで知られ、平均観客動員数は台湾で最多(約7,800人)を誇る人気チーム。日台を往来する観光客の増加や野球ファンが多い共通点などを生かし、日本企業などとの連携を深化、さらなる日本での知名度向上と日本人観光客の取り込みを狙う。

  • 垣根を越えてビジネスを開拓せよ

    【世界で闘う同志たち】

    「商社は人」に国籍なし

    日本企業のものづくりに寄り添ってきた専門商社の東和電気(東京都港区)。アジア各国・地域でめまぐるしく変化するものづくりの現場に深く入り込み、業績を拡大させている。今回は中国・上海とシンガポールの現地法人を訪ね、グローバルなものづくりに欠かせなくなっている専門商社の役割を追った。活躍する組織の根底にあるのは、「商社は人」と断言するほど人を大切する企業文化とそれを体現するローカル社員たちだった。

  • 世界を視野に、大田区3500社のものづくり

    世界を視野に、大田区3500社のものづくり

    大企業支えた町工場のDNA、進化する技術力

    切削、穴開け、曲げ、溶接、プレス、研磨、めっき、組立、設計──各産業界から求められるどんなものづくりにも誠実に応え、名だたる大手企業をはじめ日本の製造業を縁の下から支えてきたのが、ものづくり企業3500社が集積する東京都大田区だ。一社一社がそれぞれ持つ技術や知見は大きく異なるが、3500社が有機的につながったものづくりの生態系(エコシステム)を形成する。

  • アジアで安全・安心の住まいとオフィスを

    アジアで安全・安心の住まいとオフィスを

    レオパレス21、国際事業の現在と展望

    日本国内で約57万戸と業界トップクラスの賃貸管理戸数を誇るレオパレス21。2013年に本格化させた国際事業では、これまでにアジアでサービスアパートメント(SA)とサービスオフィス(SO)を各3施設ずつ運営している。今後は日本で培ったノウハウを最大限に活用し、分譲や物件管理を含めた不動産の総合ソリューションをさらに深化させる方針だ。国際事業の現在と今後の展望について、国際事業部の安藤隆浩統括部長に聞いた。

  • 工業団地&インフラマップ 高速鉄道編

    ASEAN一覧 工業団地&インフラMAP

    不動産編

    ASEAN

    東南アジア諸国連合(ASEAN)では、経済成長に伴い、時速200キロメートル以上の高速鉄道の整備計画が相次ぐ。マレーシアとシンガポールを結ぶ計画は、5月に誕生したマハティール新政権が中止を決めたものの、インドネシアやラオスでは、高速鉄道で急速に技術力を高めている中国の主導の下、建設工事が着々と進む。

  • 都市部での使い勝手の良さが気に入っているというジャネンドラ・タンワルさん

    【スペシャルリポート】
    第23回釜山国際映画祭

    「正常化と跳躍の元年」の
    裏で騒動も

    韓国

    アジアを代表する国際映画祭、「第23回釜山国際映画祭」が10月4日から13日まで、韓国・釜山で開催された。2014年以降、映画団体のボイコットが続いていたが、今年はすべての団体が復帰。減額されたままだった行政側の支援金も、以前の水準に戻り、「今年を映画祭の正常化と跳躍の元年にする」とうたい開催された。音楽家の坂本龍一が「アジア映画人賞」受賞するなど、明るい話題がある一方、旭日旗をめぐる騒動が起き波紋を呼んだ。

  • 都市部での使い勝手の良さが気に入っているというジャネンドラ・タンワルさん

    【アジアの穴場】

    「バングラデシュの熱海」、コックスバザール

    バングラデシュ

    「混沌の国」を巡る、旅人に会わない旅──。『地球の歩き方バングラデシュ編』(ダイヤモンド社)の表紙に記されたサブタイトルだ。著名な観光ガイドブックにして、何とも冒険的なタイトルだが、「貧困」「難民」「洪水」「テロ事件」などのネガティブなイメージが先行し、旅人を引き付ける観光名所といってもなかなか思い浮かばないのも事実ではある。

  • しまだそうじ 1948年広島県福山市生まれ。

    【プロの眼】
    グローバル教育のプロ 第5回
    森山正明

    日本語や日本文化の理解に遅れも

    引き続きインターナショナル・スクール(インター校)で学ぶメリット&デメリットについて解説します。インター校はプロジェクト型の授業が多く、他の生徒との協業作業を行い、発表形式の授業などが多く取り入れられていることは前回紹介しました。こういった環境で磨かれる能力は、「書く力」プラス「話す力」です。実際に帰国生のAO(アドミッションズ・オフィス)入試で、以下の能力も求められています。

  • テイクオフ─アジアの生き物編─

    【NNAコラム】
    各国記者がつづるアジアの“今”

    テイクオフ─身近な生き物編─

    フィリピン、オーストラリア、インドネシア

    マカティ市の犬猫よ、幸せそうじゃないか。特に犬。中央公園「アヤラ・トライアングル」を通るたびに、ペットと飼い主の癒やしの空間に遭遇する。広い芝生の上ではしゃぐ犬。同じ東南アジアでも、ジャカルタとバンコクではまず考えられない光景、と断言したい。

  • newsselection

    ニッチな「おもてなし」で外国人観光客を誘致

    需要の多様化を狙え、訪日ビジネス

    東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年までに海外からの訪日客数を4,000万人とする目標を掲げた日本。各地ではいち早い市場獲得を狙って、リピーターや新規をターゲットにした新たなビジネスが活発だ。関連の最新記事を、NNA POWER ASIAからセレクト。

  • 『世界史序説 ─アジア史から一望する』

    【アジアの本棚】

    『世界史序説─アジア史から一望する』

    西欧主導の「世界史」を見直す

    われわれが学校で習った「世界史」は、ギリシャ・ローマから大航海時代、産業革命、英米主導の国際秩序に至るまで、イコール「西欧史」といえるような内容で、アジアは時々出て来る「別世界」という扱いだった。こうした歴史観は「アジアは古代から近代まで停滞しており、西欧以外の地域には歴史がない」とするヘーゲルの哲学に大きな影響を受けているのだが、キリスト教中心の世界観も背景にあった。

出版物

各種ログイン