【アジアインタビュー】
AKB48世界選抜総選挙でも大活躍! BNK48
「夢はタイと日本を結ぶアイドル!」
タイ
【Profile】2017年2月に第1期生が公開され、同年8月に『会いたかった』でCDデビュー。9本のCMに出演するほか、『恋するフォーチュンクッキー』のCD売り上げが3万枚超を記録するなど、タイで社会現象的人気を巻き起こしている。
アイドルグループAKB48の海外姉妹グループとして、タイの首都バンコクを拠点に活動をするBNK48。昨年夏にデビューを飾るや否や、タイで社会現象的人気を巻き起こしている彼女たちが東京の「タイフェスティバル」に出演するため来日した。国民的アイドルの素顔に迫った。(文・写真=NNA東京編集部 古林由香)
──5月12・13日に開催された「タイフェスティバル」では、『会いたかった』タイ語版など4曲を披露しましたが、エネルギッシュなパフォーマンスが印象的でした
チャープラン ありがとうございます! BNK48は見た目のかわいらしさだけではなく、弾けるようなエネルギーを持っているのが特長だと自負していて、ダンスは先輩のAKB48さんに負けないつもりで頑張っています。
モバイル BNK48は現在、研究生も合わせて50人ほどのメンバーがいるんですが、みんなとっても個性的なんです。でも、ステージでパフォーマンスをする時は息をぴたりと合わせ、統一感のあるダンスをお見せできるのが私たちの強みだと思います。
ジェニス それができるのは、BNK48のチームワークがいいからこそ(笑)。
イズリナ AKB48ももちろんチームワークは良かったですが、BNK48はより一層「みんなで一緒に頑張ろう」という雰囲気があるんです。メンバー間の仲が本当に良くて、ファミリーのような感覚がありますね。
──タイの音楽業界には多数のアイドルグループが存在し、ここ数年は韓国のK-POPも人気ですが、日本のAKB48の流れを汲んだBNK48のオーディションを受けたきっかけは?
チャープラン 私はもともと科学者を目指していたんですが、コスプレが趣味だったこともあり、日本の芸能文化に興味を持ったのがきっかけです。
ミュージック AKB48さんのアニメ『AKB0048』でファンになったのがきっかけです。バンコクに海外姉妹グループができると聞いて、この機会を逃したくないとオーディションを受けました。
パン 私は小さな頃から歌やダンスが大好きで、カバーダンスのチームに所属していた流れでオーディションを受けました。J-POPについてはあまり詳しくなかったので、加入してからいろいろ覚えました。
ジェニス 私を含め、多くのほかのメンバーも「日本発祥のアイドルだから」というより、アイドルになりたい一心でオーディションを受けました。パフォーマンスではタイと日本の感覚をミックスするようにしていて、それが“新しい”と多くの人の心を捉えることができたのかなぁと思います。
モバイル タイでは相変わらず韓国出身のアイドルが人気ですが、K-POP特有の激しいダンスに負けないよう、私たちもパフォーマンスに力を注いでいます。
──イズリナ(伊豆田莉奈)さんは、AKB48からBNK48に移籍し約1年が経ちました
イズリナ 当初はタイ語がほとんど話せなかったのですが、「日本ではどう練習しているの?」「どうやったらかわいく見えるの?」とか、初めからみんなグイグイと質問してくれたのが印象的でした(笑)。言葉ができず申し訳ない気持ちでいっぱいだったんですが、お互いの文化や言葉を教え合っているうちに自然と仲が深まりました。私のタイ語も少しずつ上達しているんじゃないかと思います。
──今後の活動目標は?
チャープラン うれしいことに最近、日本のファンの方も増えてきているんです。今後も日本とタイを結ぶイベントに積極的に出演して、日本でもBNK48のパフォーマンスを認めてもらえるよう、頑張ります。
「タイフェス」report
何度か来日しているBNK48だが、人気上位メンバー6人による公演とあり、会場の代々木公園の野外ステージには数千人のファンが詰めかけた。メンバーは日本語のMCを交えながら4曲を熱唱し、会場を盛り上げた。日本人とタイ人の両親を持つ女子中学生は「これまでタイにいなかったタイプのアイドル。女性ファンも多く、10代の女の子の憧れ的存在です」と興奮。20代の日本人男性も「ほかの姉妹グループと比べても、パフォーマンスのレベルが高く、魅力的なメンバーが多い」と絶賛していた。
※カッコの年齢は18年7月2日現在