NNAカンパサール

アジア経済を視る July, 2018, No.42

アジアの不動産

日系企業の積極的な投資が続くアジアの不動産業界。NNA POWER ASIAから関連記事をピックアップ。


三菱商事、中間層向け住宅開発 地場と合弁設立で需要発掘に本腰NNA POWER ASIA 2018年5月17日付

フィリピン

三菱商事は5月16日、フィリピンの不動産開発大手センチュリー・プロパティーズと、同国の中間所得層向け住宅開発を手掛ける合弁会社の設立で契約を交わした。海外の不動産事業で長期開発を視野に入れた事業会社を設立するのは初めて。カビテ州タンザでの分譲住宅プロジェクトが好調で、新会社の設立により本腰を入れる。


大林組、オフィスビル建設に300億円NNA POWER ASIA 2018年5月30日付

タイ

大林組は5月25日、タイの首都バンコクでオフィスビルを建設すると発表した。投資額は約300億円。バンコクでオフィスの入居率が高止まりする中、好立地な大規模オフィスで需要を取り込む。2021年の完成を目指す。オフィスの建設用地として、クロントイ地区の約7,000平方メートルの土地を取得した。建物は地上29階、地下4階で、延べ床面積は約8万5,000平方メートル。貸室面積は約4万平方メートルを予定している。


サンキョウホーム、京阪不動産とコンド開発NNA POWER ASIA 2018年5月21日付

タイ

サンキョウホーム(大阪市)のタイ現地法人サンキョウホーム(タイランド)が、京阪電鉄不動産(同市)と、首都バンコクに高級コンドミニアム(分譲マンション)「ザ・ファイン・バンコク・トンロー―エカマイ」を開発すると発表した。17億バーツ(約58億5,000万円)を投じる。サンキョウホーム(タイランド)によると2020年中に完成予定で、顧客はタイ人富裕層や外国人投資家を想定。


阪急阪神不動産、イレカと合弁 中間層狙いマレーシア進出NNA POWER ASIA 2018年4月16日付

マレーシア

マレーシアへの進出を決めた阪急阪神不動産は、成長する中間層の需要取り込みに注力する。同社は地場不動産開発大手イレカ・コーポレーションと提携し、ヌグリスンビラン州ニライでマンションを開発する。高級マンション開発で実績を持つイレカに、阪急阪神不動産は中間層向け住宅開発のノウハウを提供。合弁事業の規模拡大を視野に入れながら、最初のプロジェクト成功を目指す。イレカのライ・ブーンフォン社長は、建設や販売・管理までのノウハウを提供する考えで、提携による相乗効果に期待を示した。


東京建物、地場ライモンと高級コンド開発へNNA POWER ASIA 2018年4月20日付

マレーシア

東京建物は4月19日、タイの不動産開発会社ライモン・ランドと首都バンコクで住宅開発をすることを発表した。年内に2軒の高級コンドミニアム(分譲マンション)を起工する計画。事業規模は91億バーツ(約310億円)で、東京建物が49%出資する。東京建物がタイに進出するのは初めて。長期的にタイの住宅事業に投資していく方針という。


信和不など3社がコンド開発 90億円規模、独自工法で差別化NNA POWER ASIA 2018年6月12日付

タイ

信和不動産(大阪府豊中市)は6月11日、不動産事業を展開するプレサンスコーポレーション(大阪市中央区)、タイの建設会社プレビルトとともに合弁会社を設立し、バンコクで中・高級コンドミニアム(分譲マンション)を開発すると発表した。事業総額は26億バーツ(約90億円)。同社にとってタイで2件目の事業となる。


東急電鉄、首都で分譲950戸 サンシリとの合弁第2、第3弾NNA POWER ASIA 2018年5月24日付

タイ

東京急行電鉄は5月23日、タイの住宅開発大手サンシリとの合弁によるコンドミニアム(分譲マンション)事業として、首都バンコクで2つのプロジェクト、合計約950戸を供給すると発表した。エカマイ地区で建設工事を進めている第1弾事業「タカハウス」に続くもので、第2弾の「エカマイ11(仮称)」(約550戸)は7月に着工予定。第3弾の「スクムビット50(同)」(約400戸)は5月に建設工事を始めた。


レタントンに日系ビル、飲食店を誘致NNA POWER ASIA 2018年6月14日付

ベトナム

ホーチミン市1区の日本人街レタントン地区に来年初め、日系企業が保有する飲食店向けの商業ビルが開業する。区画貸しや認可取得手続きの代行などにより、テナントの初期コスト圧縮や開業までの期間短縮を実現するとともに、安定的な家賃設定を通じて店舗経営に専念できる環境を整備する。ビルを所有するオーナーズクラブ・ベトナム社(OCV)は近くテナント募集を本格的に開始する。


アナンダ、三井不動産と合弁のマンション完工NNA POWER ASIA 2018年6月7日付

タイ

タイの住宅開発大手アナンダ・デベロップメントは6月6日、三井不動産との合弁で開発した地下鉄サムヤン駅近くのコンドミニアム(分譲マンション)「アシュトン・チュラシーロム」が完工したと発表した。年内の完売を見込む。アシュトン・チュラシーロムの事業規模は85億バーツ(約290億円)。サムヤン駅から180メートルのラマ4世通り沿いに位置する。


阪急阪神不動産、タイ4件目のコンド開発へNNA POWER ASIA 2018年6月18日付

タイ

阪急阪神不動産(大阪市)は6月15日、タイで4件目となるコンドミニアム(分譲マンション)「バンナー・プロジェクト(仮称)」を開発すると発表した。過去の事業同様、住宅開発会社セナ・デベロップメントと開発する。2019年3月に着工、20年12月に竣工(しゅんこう)を予定し、販売総額は約22億バーツ(約75億円)を見込む。

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