-
【アジア取材ノート】
「韓国の秋葉原」、
50年ぶりリニューアル韓国
「韓国の秋葉原」として知られたソウル市の複合商業施設「世運商店街(セウンサンガ)」(鍾路区)が、50年ぶりにリニューアルした。1970〜80年代を通じては、電機・電子など都心産業のメッカとして人気を博したが、90年代に入ってからは、同様の施設の出現や江南エリアの発展、再開発計画の失敗などから訪問客が急減。衰退の一途をたどった。
-
【特別連載】最終回
自動車だけじゃないメキシコ欧米系の牙城?
日本には「トラウマ」もメキシコ
北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉に、トヨタの新工場、自動車メーカーのサプライヤーの進出――。日本でのメキシコをめぐるニュースは、自動車産業に関わるものが圧倒的に多い。本特集では、現地でビジネスを展開している「非」自動車関連の日系企業を紹介してきたが、自動車分野に比べるとその数は目立たない。市場は欧米系企業の牙城なのか。
-
-
[1〜3位]
[1位]日タイ新幹線計画が大詰めへ
19年着工予定、東南アにくさびをタイ
日本とタイが共同で進める新幹線の建設計画が大詰めを迎える。国際協力機構(JICA)が2年前から進めてきた事業性調査が年内に提出される予定で、タイ当局は2019年に着工したい考え。事業総額は4,000億バーツ(約1兆4,000億円)を超える見込みだ。日本は交通インフラシステムの海外展開で東南アジアを「絶対に失えない主戦場」と位置付けており、域内初の新幹線導入が実現するかに注目が集まる。
-
[4〜6位]
[4位]中国人留学生を囲い込み、東京でジョブ博
日本
人材サービス大手のパソナは11月18日、「ジョブ博チャイナ」を東京都内で開催した。日本に居住する中国人留学生(既卒者含む)を中国または日本などで採用する23社が出展し、来場者は約980人に達した。中国の経済水準向上に伴い、現地採用を望む中国人留学生が増えているほか、人材難を背景に日本で新卒者を囲い込もうとする進出企業の思惑が一致し、会場は熱気に包まれていた。
-
[7位〜10位]
[7位]1年間の服喪期間が終了
イベントなど経済活動が通常化へタイ
昨年10月13日に死去したタイのプミポン前国王の葬儀が10月29日に終わったことで1年間の服喪期間が明け、翌30日から本格的な新時代がスタートを切った。今年のタイ経済は輸出と観光業が好調で、年末にかけて行事・イベントが通常化することもあり、消費マインドも回復に向かうと期待される。
-
ASEAN一覧 工業団地&インフラMAP
地場企業編
ASEAN
東南アジア諸国連合(ASEAN)経済共同体(AEC)の発足により、6億人を超える巨大な経済圏が動き出した。製造拠点と消費地を結ぶ幹線道路や物流施設などのネットワークも次々に整備され、その活用はすでに始まっている。域内の製造拠点である主要な工業団地や経済特区、交通インフラを一つの地図にまとめた。
-
【アジアに行くならこれを読め!】
『世界トップシェアを勝ち取った田舎の小さな工場の奇跡』
『「世界」で働く。』
-
プロの知と経験を結集
クラウド型国際会計サービスGLASIAOUS
内需の縮小に伴い多くの日本企業が海外に進出する中、現地拠点の管理強化が求められるようになった。そこで注目を集めているのが、グローバルに拠点を有する会計・税理士法人が東洋ビジネスエンジニアリング(B-EN-G)とIIJグローバルソリューションズ(IIJグローバル)のクラウド型国際会計基盤「GLASIAOUS Pro(グラシアス プロ)」を利用して提供する会計・財務サービスだ。
-
【プロの眼】
上海の朝の公園と
「健康中国2030」計画日本だけでなくアジアでも高齢化が進行中だ。日本は介護保険など制度面で比較的進んでいるとされるが、各国の状況はどうなのか。ヘルスケア産業の専門家が中国の現状を見た。
-
【アジアの穴場】
沙面(中国・広東省広州市)
午後の日差しにきらめく洋館異国情緒漂う小さな島日本から初めて広東省の広州市を訪れた人がよく口にするのは「思ったより都会でびっくりした」。広州の人口は1,400万を超え東京よりも多い。中心部には高層ビルが立ち並び、目抜き通りの天河路は毎日多くの人たちでごった返している。だが、ほんの30分ほど車で西に向かうと、中心部の喧騒(けんそう)がうそのような、静かで異国情緒が漂う島の「沙面」を訪れることができる。