進むキャッシュレス化、中国出張者がUnionPayを持つべき理由
「財布には1,000円か多くても数千円しか入っていないよ」と話すのは、とある日系企業の北京駐在員。駐在員の懐事情は良くないのかと寂しくなるが、そうではない。中国では、銀行カードやスマートフォンを使ったモバイル決済など、現金を使わない取引が普及し、現金はほとんど必要ないのだという。中国人民銀行(中央銀行)の発表によると、2017年の第1四半期(1〜3月)の非現金決済額は、前年同期比4.5%増の928兆6,300億元(約1京4,858億円)。同じ時期の中国の実質国内総生産(GDP)の50倍に相当する額だ。飲食店はもちろん、コンビニや路面店でもキャッシュレス決済が主流になっている。お釣りのやり取りが不要になり偽札のリスクも回避できるので、利用者と店舗の双方にとってメリットがあるのだ。
中国出張の必須アイテムUnionPay
中国に住む駐在員からは、キャッシュレス化は便利だという声が聞こえる一方で、出張者にとっては注意が必要だ。中国では、米大手のビザやマスターカードなど、外資系カード会社による決済市場への参入は遅れており、使える店舗が少ない。キャッシュレス化が進んでいるからと言って、日本で使っているカードがそのまま使えるとは限らないのだ。
中国でクレジット・デビットカードといえば、世界最大級の会員数を誇るUnionPay(銀聯)である。カード決済端末のあるすべての店舗で利用ができる、一番便利なカードである。加えて、中国国内すべてのATMで人民元の引き落としができるので、必要以上に現金を持ち歩く必要もなく、安心だ。
日本でも簡単に申し込みが可能
UnionPay(銀聯)は、日本国内でも急速に加盟店を拡大しており、赤、青、緑のロゴマークはお馴染みになりつつある。日本の大手カード会社や中国系銀行の日本支店と提携し、クレジット、デビット、プリペイドなどの各種カードを発行している。中国出張の前に是非とも手に入れたいところだ。
銀聯(ぎんれん)カード(三菱UFJニコス)
三菱UFJニコスが発行するMUFGカードを持っていれば、同社のウェブサイトから簡単な手順で、UnionPay(銀聯)カードの申し込みができる。今ならキャンペーン期間中につき、新規発行手数料が無料となる。さらに、海外利用時は基本ポイントが2倍になる他、現地情報の提供や、ホテル・レストラン予約などのサービスを日本語で受けることができる海外アシスタンスサービス窓口「ハローデスク」を中国国内で利用することができる。
銀聯(ぎんれん)カードの発行ならびにキャンペーンの詳細はコチラ
UnionPay(銀聯)があれば、急速に進む中国のキャッシュレス社会を肌で感じ、出張がもっと便利になるだろう。