中国企業の海外投資・進出編［４〜６位］

中国五菱、国産ＬＭＰＶコンフェロＳを披露NNA POWER ASIA　2017年５月24日付

マレーシア

SGMWがインドネシアで生産・販売する新型LMPV「コンフェロS」（同社提供）

米ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）系の中国小型車最大手、上汽通用五菱汽車（ＳＧＭＷ）は５月22日、今年７〜９月に発売するインドネシア製造の小型多目的車（ＬＭＰＶ）「コンフェロＳ」を発表した。コンフェロＳはインドネシア市場に適合するように開発された。排気量1500ｃｃで、７人乗りと８人乗りの２タイプを販売する。デイタイム・ランニングライト（ＤＲＬ）を装備するほか、車両の後部にもフォグランプを設置する。

北汽集団、メキシコの生産ラインを稼働NNA POWER ASIA　2017年６月１日付

メキシコ

北京を本拠とする中国自動車大手、北京汽車集団（北汽集団）はこのほど、メキシコのベラクルス州で完成車の生産ラインを稼働した。北汽集団にとって、メキシコでの初の生産拠点となる。新華社電が５月31日までに伝えた。

メキシコメディアによると、「紳宝」シリーズのセダン・ハッチバック「Ｄ20」と、スポーツタイプ多目的車（ＳＵＶ）「Ｘ25」をラインオフした。今年は6,000台を生産し、来年は年産台数を１万台まで高める。北汽集団は同拠点を北米市場で勢力を伸ばすための足がかりとする狙いだ。

従業員数は現在の300人から、年末までに500人に増やす計画。

宗申動力、メキシコに生産販売拠点NNA POWER ASIA　2017年５月26日付

メキシコ

重慶市のエンジンメーカー、重慶宗申動力機械（宗申動力）はこのほど、子会社を通じてメキシコに自動車部品などの生産・販売拠点を設立すると発表した。５月24日付重慶日報が伝えた。

新拠点の主要事業は、自動車、自動二輪車、家電、機械設備に関連する部品の製造、加工、販売など。子会社の重慶美心翼申機械が重慶里程機械製造との共同出資で設立する。出資金は1,000万米ドル（約11億2,000万円）で、このうち重慶美心翼申機械が995万米ドルを出資する。製品は欧米市場を中心に供給するとみられている。