カンパサール

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アセアン一覧 工業団地&インフラMAP~自動車編~

アセアン一覧 工業団地&インフラMAP~自動車編~

AECが掲げる4つの柱の一つ「単一の市場と生産基地」。実現に向けて最も進んでいるのが域内関税の撤廃である。

2010年に主要6カ国(※1)で全品目の99%超でゼロ関税を実現した。後発4カ国(※2)も15年に90.8%、18年には一部例外を除く全ての品目でゼロ関税となる予定となっている。

ASEANが自由貿易圏を形成していく中で、その恩恵を最も受けてきたのが自動車産業。それまでは完成車にかかる関税は高く、現地生産・現地販売せざるを得なかったが、コストや効率を追求した集中生産が可能となった。

積極的に投資を呼び込み、厚みのあるサプライチェーンを作り上げてきたタイ。巨大な国内市場を武器にその背中を追うインドネシア。2大国との補完関係を模索しつつ、周辺国もさらなる発展を目指す。各完成車メーカーはASEANを生産拠点として、販売先として、両面から重視している。

ASEANの自動車産業から今後も目が離せない。

(※1)タイ、インドネシア、マレーシア、シンガポール、フィリピン、ブルネイ

(※2)カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム

カンパサール本紙を読む(2016年1月号より抜粋)

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