第17回 J-ASIA Cup
J―ASIAカップ、香港が6年ぶりの栄冠
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アジア各地の日本人サッカーチームが実力を競い合う「第17回J―ASIAカップ2013」(NNAなど協賛)が8日、中国・北京市内のサッカー場で開催された。アジア9カ国・地域から14チームが熱戦を繰り広げ、香港の「香港Jリーグオールスターズ」が6年ぶり、3度目の優勝を飾った。
試合は14チームを4つの予選リーグに分け、各リーグの上位2チームが決勝トーナメントに進んで優勝を決める形式。決勝はベトナム・ホーチミンの「Saigon Japan Football Club」と昨年準優勝の香港が顔合わせ。前半に香港の鶴田壮一郎選手がゴール近くでバウンドしたボールをバックヘッドし、それがキーパーの頭上を越えるループシュートとなって先制点。後半はロングボールを蹴り込むパワープレーでホーチミンからゴールを狙われたが、香港が固いディフェンスで1点を守り切り、昨年大会決勝戦のPK戦で優勝を逃した雪辱を果たした。
香港の杉浦健キャプテンは「香港の4チームの寄せ集めチームで1カ月半ぐらいしか一緒に練習できなかったが、家族の方々らのサポートがありスムーズに試合に臨めた。優勝常連チームと肩を並べられるように来年もがんばりたい」と喜びを語った。
今大会の大会MVP選手には香港Jリーグオールスターズの中村俊輔選手、得点王は大連行雲FCの芦澤雅之選手、また今回から新設されたスポーツマンシップ賞には香港Jリーグオールスターズの杉浦キャプテンがそれぞれ選ばれた。
大会は1998年から毎年1回、アジアの都市で開催されている。来年の大会はベトナム・ハノイ市での開催が予定されている。
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「J-ASIA CUP2013」 フォトダイジェスト
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