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更新日：2016年8月12日

一橋大学ビジネス法セミナー「ベトナムにおける国有企業改革の新動向とM&A」

社会主義経済から市場経済に移行する過程にあるベトナムにおいて、経済の発展と効率化のために国有企業改革は長年の課題となっていました。しかしながら、国有企業改革の歩みは遅く、産業構造の転換も近隣の中国や先進ASEAN諸国と比べ見劣りしています。このような中、2016年9月に国有企業を管理するための新たな組織を設立する法令が国会に提出される見通しです。この制度改革は、国有企業の管理主体が、中央政府の所轄庁や地方の人民委員会などに分散しており、それが国有企業改革の妨げとなっていた状況を改善することを目的としていると思われます。

本セミナーでは、今回の制度改革の法案作成を担当したベトナム中央経済管理研究所（CIEM）から所長、副所長並びに立法担当者をお招きし、新制度の背景や内容について講演いただくとともに、日本における経験や研究などと照らし合わせて国有企業改革の背景やM&Aなどへの影響を分析します。