第9回 O-jin Cup
サッカーOjinカップ、優勝は上海JFC
アジア各地に在住する40歳以上の日本人によるサッカー大会、「Ojin―Cup」第9回大会(NNAなど協賛)が6月29日、西部ジュロンのAR―JASスポーツセンター・グランドで開催された。決勝戦は上海ジャパン・フットボール・クラブ(上海JFC)と地元シンガポールのチャンギ・チューズデーJ(ちゃんちゅーJ)が対戦し、上海JFCがPK戦を制して大会3度目の優勝を果たした。
大会前は煙害(ヘイズ)や突発的な雷雨が心配されたが、当日は早朝のにわか雨のおかげでグラウンドもほどよく湿り、日が高くなるにつれて気温もテンションも上がっていった。
今大会には地元シンガポール、上海からそれぞれ2チーム、華北、台北、香港、ジャカルタ(インドネシア)、ソウル(韓国)から各1チームずつ、無錫とマニラ(フィリピン)の連合チームの計10チーム、160人以上の選手が参加して熱戦を繰り広げた。
予選リーグ(20分)は2組に分かれて争われた。昨年の覇者である華北チームは予選Aグループで、ちゃんちゅーS(シンガポール)、無錫マニラ連合、台北と対戦し、2勝2敗0分けで2位通過。予選Bグループは上海JFC、ちゃんちゅーJがそれぞれ1、2位で通過した。
■最後はPK合戦
昼食休憩を挟み、突き刺すような日ざしの午後から決勝上位、下位トーナメントが始まった(1試合15分ハーフずつ)。予選リーグを勝ち点8で通過した上海JFCは、無錫マニラを3―0で下して決勝進出。勝ち点7だったちゃんちゅーJもジャカルタに2―1で勝利した後、同じく予選リーグ勝ち点7だった上海スーパー48と激突。1―0と接戦の末、決勝にコマを進めた。
決勝戦では、序盤に上海JFCがシンガポールゴールを揺らして先制したものの、チャンチューJも追い上げ、両チームとも一進一退の攻防の末、追加点がなかなか奪えないままPK戦へと持ち込まれた。両チームのキーパーの好守が光ったものの、結局上海JFCが優勝を飾った。
2位に終わった地元ちゃんちゅーJの長尾剛代表は「PK戦は時の運。惜しいところまでいったが、いいゲームができた」とコメントした。
Ojin―Cupは2005年のマニラ大会をきっかけに毎年開催されている。来年の第10回大会は記念大会として沖縄で開催(華北主催)するほか、第11回大会は第1回大会が開かれたマニラでの実施が決定している。
第9回 O-jin-CUP シンガポール大会フォトダイジェスト【写真提供:NNAシンガポール】