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2012年8月13日

第2回:身の丈に合わない製品も

身の丈に合わない製品もイメージ

自社の規模に合わないERPでは、かえって情報が閉ざされてしまうことも

ERPといえば、欧米の大手IT企業によるパッケージが有名。実際、世界中で利用された実績があり、あらゆる機能を備えているといえる。東洋ビジネスエンジニアリングも日本で欧米製ERPの導入サービスを提供するトップ企業だ。

ただ、こうしたパッケージは構築費用が数億円の規模になる事も多く、導入までの期間も通常1~2年はかかる。導入後のサポートにも多額の費用が必要になるのが普通だ。資金に余裕がある企業であれば、パッケージを本社に導入後、海外拠点にも展開することは可能。

だが大規模なERPは、海外拠点にとって必要としない機能も多く、導入までの時間と資金がかかりすぎる印象はぬぐえない。また、欧米のビジネス観にもとづいて機能が設計されているため、日本独特の商習慣に合せてシステムを構築しようとすれば、追加コストも必要になる。

一方で、日系企業が海外のベンダーによる現地企業向けパッケージを利用するケースもある。現地での業務にフィットした機能が提供されているので、現地法人にとっては業務の効率化に寄与する部分は多い。

問題は、導入した国以外で利用することが想定されておらず、本社がチェックするのが難しく、コントロールしづらい状況になることだ。例えば、中国製のERPは中国の会計基準や税法に準拠し、同国内で利用するには利便性が高いが、中国語以外でデータを参照する事が難しく、システム運用も現地任せとなってしまうため、中国国内で様々な情報が閉ざされてしまう可能性が高い。

【情報提供】東洋ビジネスエンジニアリング株式会社web_buttom

記事一覧

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