ドイツの電力消費量に占める再生可能エネルギーの割合は、第1四半期(1~3月)に55.8%となり、前年同期から5.4ポイント上昇した。バーデン・ビュルテンベルク州太陽エネルギー水素研究センター(ZSW)とドイツエネルギー・水道事業連合会(BDEW)が26日発表した。
全体の電力消費量が減ったことに加え、2023年4月に原発の稼働を終了したことが大きい。
電力消費量は全体で136テラワット時となり、1年前から1.5%減少した。
電力生産量は7.6%減の136.5テラワット時。このうち、風力や太陽光、水力、バイオマス、廃棄物、地熱を含む再生可能エネルギーによる発電量は、9.1%増の75.9テラワット時。これが発電量全体に占める割合は55.6%と、1年前から8.4ポイント拡大した。
一方、前年同期に6.2テラワット時だった原子力はゼロになった。火力による発電量は55.8テラワット時と、17.2%減っている。[環境ニュース]
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。