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ドイツ鉄道、35時間スト突入 ルフトハンザも=数百万人に影響

ドイツ鉄道(DB)の旅客部門が7日、ストライキに突入した。鉄道運転士労組GDLが呼びかけたもので、期間は35時間に及ぶ。ルフトハンザ航空の地上職員もこの日から2日間のストを開始。いずれも労使交渉に進展が見られないためで、数百万人に影響が出る見通しだ。

DBのストは、7日午前2時(現地時間)から8日午後1時まで続く。貨物部門は6日午後6時からストを実施しており、8日午前5時まで続く予定。これで、昨年末からわずか3カ月弱で5度目のストとなる。

DBは、スト期間の7~8日は「大規模な混乱」が予想されると警告。9日朝までには通常運行に戻る見通しだとしている。1月のストでは、長距離列車の運行本数は通常ダイヤの約2割にとどまり、地域列車も大幅な間引き運転となっていた。

GDLはDBに対し、労働時間を週38時間から35時間に短縮するよう求めているが、2月末に交渉が決裂。GDLのクラウス・ウェゼルスキー委員長は今回のストに先立ち、これまでの実力行使では48時間前にDBに通知していたが、今後は業務停止を事前に明らかにしない方針にすると発表している。

■ルフトハンザは9日朝まで

ルフトハンザ航空の地上職員は、7日午前4時からストに突入した。統一サービス産業労組ヴェルディ(Ver.di)が呼びかけたもので、現在進行中の賃金交渉において、3度目の大規模ストとなる。

ストは9日午前7時10分に終了予定。期間中、運航本数は予定の1~2割程度となり、約20万人が影響を受ける見通しだ。

またフランクフルト空港、ハンブルク空港、デュッセルドルフ空港では7日、保安警備職員がストを実施。デュッセルドルフ空港のストは予告なしで行われた。[労務]


関連国・地域: ドイツ
関連業種: 運輸

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