• 印刷する

フィンランド、基礎所得保障を試験導入へ

フィンランドの社会保健省は、2017~18年にベーシックインカム(基礎所得保障)を試験的に導入する方針だ。失業手当を受けている25~58歳の国民の中から無作為に2,000人を抽出し、月額560ユーロを強制的に支給する。

ベーシックインカムの狙いは、失業手当の打ち切りを恐れる人々に、たとえ短期の仕事でも就業機会を生かすよう促すことにある。試験期間中、フィンランド社会保険庁(KELA)から支給されるベーシックインカムに税金はかからない。

フィンランドの社会保障関連法にはベーシックインカムに関する規定はなく、今回のような試みは初めて。政府は現在、新法案に関するヒアリングを進めており、今後の試験運用を通じ、ベーシックインカムが社会保障の改革に役立つかを見極める考えだ。

ベーシックインカムはスイスでも導入の是非が議論されていたが、今年6月の国民投票で否決されている。[労務]


関連国・地域: フィンランドスイス
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済雇用・労務社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

フィンエアー、25億ユーロ投資=機材刷新(11/18)

林産業メッツァ、フィンランドで520人削減(11/14)

バッテンフォール、産業団体とSMRで協力(11/12)

ラインメタル、アイスアイと合弁会社を設立(11/11)

英レボリュート、スウェーデン拠点を開設へ(11/10)

フィンエアー、第3四半期は46.8%減益(11/05)

日揮、フィンランド社とリチウムで協業検討(11/05)

カザフ、フィンランドとウラン供給巡り協議(10/31)

オウトクンプ、米国に実証プラント建設(10/31)

エヌビディア、ノキアに出資=6Gで協力(10/30)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン