ブックタイトルNNA_kanpasar_vol.26
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NNA_kanpasar_vol.26
広告14 KANPASAR金融とIT(情報技術)を融合した「フィンテック」によって買い物の形が変わろうとしている。スマートフォン(スマホ)などのモバイル端末を使った決済サービスが普及し、買い物に財布は不要になるかもしれない。世界最大級の会員規模を誇る国際カードブランド、UnionPay(銀聯、ぎんれん)はIT企業と協力し、新しい支払いサービスの開発を絶えず進めている。急速に拡大するモバイル決済市場とUnionPay(銀聯)の取り組みを紹介する。UnionPayが(銀聯)昨年9月、米アップルは新型スマホ「iPhone7」の発表会で、日本市場向けにJR東日本の「Suica(スイカ)」と提携したモバイル決済サービス「アップルペイ」の投入を発表。日本でも大きな話題となった。日本では他にも、LINE の「LINEペイ」や、グーグルの「アンドロイドペイ」など新たなサービスが続々と登場、まさに群雄割拠の市場だ。UnionPay(銀聯)も「クイックパス」という決済サービスを中国をはじめ世界で展開している。具体的な時期までは公表できないものの、現在日本進出の準備を進めているという。モバイル決済はスマホなどの端末本体を「かざす」方式と画面を「見せる」方式の大きく2種類がある。日本ではスイカや楽天Edyなどの電子マネーに採用されている「かざす」方式のサービスが広く普及している。ソニーが開発した「FeliCa(フェリカ)」という非接触ICカード技術で、世界では近距離無線通信技術(NFC=ニア・フィールド・コミュニケーション)と呼ばれる技術が用いられている。UnionPay(銀聯)のクイックパスもNFCを使っている。一方の「見せる」方式は利用者がスマホアプリでQRコード(二次元バーコード)を表示させて、店舗のタブレット端末などで決済する。LINEペイやグーグルペイがこれに該当する。店舗は専用端末がなくてもQRコードを読み取れるスマホやタブレットがあれば導入できる手軽さが特徴。“かざして”開く、スマホ決済スマホスマホ決済時代の幕開けより安全に、より便利に