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概要

NNA_kanpasar_vol.24

KANPASAR 3アジアの隙間に商機あり銀スーパーの買い物、お任せ下さい南国生まれの代行サービス[インドネシア]生鮮食品の買物代行サービスを展開するインドネシアの「ハッピーフレッシュ」が、アジアで事業を拡大している。利用者は、スマートフォンのアプリで、注文したい商品と配達希望時間を指定するだけ。バイクの運転手がスーパーなどでの買い物を代行し、注文から1時間以内に配達してくれる。スマホを使ったネットショッピングは当たり前となったが、ハッピーフレッシュが一般的な電子商取引(EC)サイトと異なるのは、商品のサプライヤーではなく、地元のスーパーマーケットと提携する点だ。インドネシアでは、「ランチマーケット」「ロッテマート」などと提携している。2014年10月にジャカルタで創業した同社は現在、マレーシアやタイ、台湾、フィリピンでも事業を展開している。買い物の代行サービスは、交通渋滞が激しく外出に手間のかかる東南アジア大都市圏で需要を伸ばしているという。同社は、インドネシアを含むアジア諸国・地域における生鮮食品のネットショッピング市場規模は、20年までに130億米ドル(約1兆3,800億円)に達するとみている。客は若い男性が多いが、最近は家族連れも増えているという。「アリの生態を観察するのが子どもの教育にも良いと思われているようです」(王さん)オーダーメードにも応じており、店舗横には王さんの「アリの巣開発室」がある創業者の王さん台湾でハッピーフレッシュのサービスを使ってみた。シンボルカラーの黄緑色のシャツに身を包んだスタッフがバイクで指定の場所に駆けつける(NNA撮影)アリの楽園つくりたい編集部コメントちょっとスーパーに買い物に行きたいが、外は暑いし、車で行けば激しい渋滞が待っている。そんな消費者のかゆいところに手が届く、アジアらしいサービスだ注文する品物や配達先、配達希望時間などはスマホで簡単に指定できる(NNA撮影)注文したのはティッシュペーパー。生鮮食品の配達を売りにしているが、提携スーパーで扱う商品なら何でも注文可能だ(NNA撮影)unique business??蟻帝国はまだ個人商店の段階。今後はアリを中心とした本格的な企業への脱皮を目指す。まずは人工繁殖に加え、飼育用品のブランド化や、アリの生態に熟知していることを生かした研究機関などとの連携を目指す。「アリの生態を観察した後にコーヒーでも飲めるようなショップにもしたいですね」。そして食品や医療、バイオなどの関連産業とも提携。最終的にはアリのテーマパーク「アリ楽園」を作り上げるのが目標だという。「空港に近い場所に拠点を構えたのも、海外からの観光客が立ち寄るのに便利だからというもくろみがあったんです」。扱う商品は小さいけれど、夢は限りなく大きい。