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概要

NNA_kanpasar_vol.24

2 KANPASARunique businessその手があったかアイデア勝ちの斬新ビジネスこれを売るのか。そんなサービスがあってもいいのか発想が斬新な、アジア発のユニークビジネスを紹介する思い切って趣味を商売にこんなのアリ?な専門ショップ[台湾]込んでいる。目下の悩みは「生きたアリの安定的な確保」。売っているアリはすべて王さんが自ら野山で集めたもので、完全に自然頼み。いつも客が必要な数を確保できるとは限らず、冬はアリがいなくて売れないこともあるので、飼育容器などの収入に頼るしかない。このため「アリの人工繁殖ができないか」と検討している。扱うのは「タイペイオオアリ」「クロヨコヅナアリ」など20種以上(??蟻帝国提供)① アイデア部門編集部コメント日本にもアリを専門に扱う通販ショップがあるが、専門の実店舗を開設してしまうところにビジネスへの強い自信を感じた。豊かな発想とそれを実現しようとする行動力に感服し、本特集のグランプリに選んだグランプリ台北市内から車で40分ほど。台湾桃園国際空港へ向かう高速道路そばの工業団地内に、王秉誠さん(26)が経営する台湾唯一のアリ専門店「??蟻帝国」がある。幼少期から父親によく野山に連れて行ってもらったという王さん。最初は他の子どもと同様、チョウや甲虫が好きだったが、次第に「どこに行っても必ずいる」アリの生態に魅せられるようになる。高校時代にはアリ好きが高じ、迷路のように入り組んだアリの巣を自作。大学時代にブログでアリの飼育方法などを紹介して反響を呼んだことから、いっそアリで起業してみようと計画を立て始めた。兵役から戻った後に、自己資金と若者向けの起業支援ローンで事業を立ち上げ、2014年6月に父親の勤務先企業の倉庫を借り上げて??蟻帝国を開業した。よく働くアリもいれば、怠けているアリもいる。「こんなちっぽけな虫でもいろいろあるんだなあ」。ストレスのたまった現代人にはどこか癒やされる存在に見えたのだろう。ネット上で評判を呼ぶことになった。現在の売り上げは1カ月10万台湾元(約33万円)前後で安定。向こう5年内には投資を回収できると見