ブックタイトルNNA_kanpasar_vol.22

概要

NNA_kanpasar_vol.22

発行：株式会社エヌ・エヌ・エー〒105-7209 東京都港区東新橋1 丁目7 番1 号汐留メディアタワー9 階TEL：+81-3-6218-4330FAX：+81-3-6218-4337アジアの消費市場を視るバンダイナムコホールディングス代表取締役社長田口三昭各国のプレゼント・ごちそう事情アジア記念日大全2016 カレンダーその時、日系企業はP 2P 4Contents P 6P 22トップは語るTop Interview遊ぶ心はアジアも同じユーザーが求めるのは“本物”日本の技食料事情改善する種子P 16P 18TREND ASIAP 21それぞれの祝祭P 12ASEAN一覧工業団地&インフラMAP自動車編上海亜女子はブランドよりもカッコよさ特集2016 年を迎えた。ただ、アジア各地に暮らす読者は新年といってもピンと来ないかもしれない。新年快楽！（中華圏）、サワディ・ピー・マイ（タイ）など、いろいろな「明けましておめでとう」があり、各国・地域、あるいはそれぞれの文化圏で特有の新年が、それぞれの時期に祝われる。インドネシアは正月ではなく断食明け大祭のレバランが最大の祝祭で、「スラマット・イドゥル・フィトリー」と言って祝う。どこでも年の始めが一番おめでたいとは限らないのだ。消費面から見れば、祝祭や記念日は商機でもある。ベトナムでは2月に本番を迎えるテト（旧正月）があるが、ビール業界では前の年の11 月ごろからテト商戦が始まる。何かにつけて集まって飲みたがる消費者心理を、日系のビールメーカーはいかにつかんでいるのか。シンガポールの小売店は10 月からクリスマスのデコレーションの準備を始め、日系の均一ショップでそろえるのが当たり前になった。新しい記念日である11 月11 日の中国「シングルデー（独身の日）」には、日本のドラッグストアが大幅な増収を記録して話題となった。それまでに新しい市場を作り出す努力を重ねていったことが実を結んだ。中国では年間を通じて何らかの記念日に合わせた販促キャンペーンが行われており、日系の商機も大いに期待できる。アジアはかようにも多様。毎日どこかで何らかの祝祭や記念日がある、と言うと大げさかもしれないが、本特集でその一端を知ることができるだろう。日本から、明けましておめでとうございます。読者の国・地域ではいつ言うでしょうか。本年もカンパサールをよろしくお願いいたします。2016年1月号KANPASAR The Daily NNA別冊 第22号KDN PP 11802/03/2013(031453)季刊『「爆買い」後、彼らはどこに向かうのか？』中島 恵　著新刊