マレーシア政府とインドネシア政府は、欧州連合(EU)が2020年をめどに導入を検討しているパーム油輸入規制について、見直しが図られない場合は世界貿易機関(WTO)に提訴する構えだ。ロイター通信が16日伝えた。
両国政府が発表した声明によると、共同で代表団を欧州に派遣し、関係者らに両国の立場や見解を説明する案も浮上している。それでも問題が解決しない場合は、WTOに提訴するという。
なおEU域内では、フランス政府がパーム油のバイオ燃料への転用を制限する方針を打ち出している。マレーシアのマー・シウキオン・プランテーション産業・商品相は先に、これに強く反発し、同国との通商関係の見直しも辞さないと主張している。【NNAマレーシア】
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