運輸関係労働組合(RMT)は3日、ロンドン地下鉄(LU)で5~8日に予定されていたストを中止すると発表した。スト回避に向けたロンドン交通局(TfL)との交渉がまとまったため。RMTの3年にわたる抗議が認められた格好だ。
今回のストは、RMTが駅係員約900人の削減に抗議して呼び掛けたもので、3,000人以上の参加が見込まれていた。交渉の結果、TfLが約60%にあたる533人の職場復帰を認めたほか、管制室の再設置などでも合意した。
RMTはかねて大幅な駅係員の削減により乗客の安全が脅かされていると主張。英紛争解決機関ACAS(助言あっせん仲裁サービス)の仲介でTfLと交渉を行っていた。この問題をめぐっては、1月上旬に24時間ストを実施。TfLは200人の職場復帰に合意したものの、RMTは要求を下回るとしてスト再決行を決めていた。[労務]
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