2016/01/12(火)

第198回 ストレスチェックについて

羽淵さん:みらい先生、こんにちは。私は3か月前から海外の支店に長期出張していますが、慣れない環境で新しい仕事に取り組む日々が続き、少しストレスが溜まっていると感じます。そういえば、日本ではストレスチェックという制度が始まったそうですね。どんな制度なのですか。

みらい:あまり無理はされないで下さいね。「ストレスチェック」とは、ストレスに関する質問票に従業員が回答し、それを集計・分析することで、従業員のストレスがどのような状態にあるのかを調べる検査です。ストレスチェックの結果、高ストレス状態にあると認められた従業員に対しては、本人の希望に応じて医師の面接指導の機会が設けられます。また、医師の意見を踏まえて会社が必要と判断した場合は、業務調整や休職などの就業上の措置も講じられます。「労働安全衛生法」という法律が改正されて、労働者が50人以上いる事業所では、2015年12月から、毎年1回、この検査を原則全ての労働者(一部の短時間労働者などを除く)に対して実施することになりました。



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