砂糖税、2018年にも導入へ 子供の肥満防止に向け

政府は18日、砂糖を含む清涼飲料水に対する課税案を発表した。子供の肥満を防ぐ狙いがあり、税収は学童向けの健康プログラムに振り向ける。課税案に対して10月13日まで一般からの意見を募った上で、2018年4月の導入を目指す。

新税の対象となるは、砂糖の含有量が100ミリリットル当たり5グラムを超える飲料。8グラムを超える場合は、より高い税率を適用する。生産者だけでなく輸入業者にも課される。

政府は、飲料業界に対して子供に人気の高い飲料については砂糖含有量を20%削減するよう求めている。初年度は5%の削減を狙い、半年ごとに進捗(しんちょく)状況を調べる。

イングランドでは成人の約3分の2が肥満もしくは太り過ぎで、2~15歳の子供でもこの割合は3分の1近いとされる。政府は、肥満に絡む経済コストを年間270億~460億ポンドと試算。国民医療制度(NHS)では肥満や太り過ぎに関連した治療費用は61億ポンド、2型糖尿病では88億ポンドに上るという。

新税に対して英国清涼飲料工業会(BSDA)は、「厳しい課税により失職を招くものの、肥満に対する有意義な効果はない」と反発。一方で医療の専門家などからは、政府の提案は手ぬるいもので、抜本的な取り組みがなければNHSは財政的に行き詰まると批判している。


関連国・地域: 英国
関連業種: 経済一般・統計食品・飲料医療・薬品金融・保険商業・サービス政治

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